クラウドワークスで仕事をしていると、契約を途中で終了したくなる場面があります。
契約を途中で終了する理由は、急用やマニュアルの難しさなど人それぞれです。
契約を途中で終了するときはクライアントにメッセージを送るのが礼儀ではありますが、どのような文面なら相手に不快な思いをさせず円満に契約を終えられるのか悩みますよね。
そこで今回は、クラウドワークスで契約を途中で終了するときに使える、メッセージの例文を理由別に紹介します。
コピペOKなので、契約の途中終了のメッセージをどのように書くか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
クラウドワークスでは契約を途中で終了してもいいの?
「一度引き受けたのだから、途中で契約を終了するなんてことをしてはいけないのでは?」と思っている方もいるでしょう。
もちろん、引き受けた仕事を最後までやり遂げることはとても大切です。
しかし急用が入るなどやむを得ない事情で仕事ができなくなったり、応募内容と実際の仕事内容が違っていたりして、契約を途中で終了した方が良い場面があるのも事実です。
クライアントが納得できる理由を用意できるのであれば、クラウドワークスで契約を途中で終了しても構わないと言えるでしょう。
【理由別】契約を途中で終了したいときに送るメッセージの例文
ここでは、クラウドワークスで契約を途中で終了したいときに送るメッセージの例文を理由別に紹介します。
コピペしてそのままメッセージを送れる状態にしているので、ぜひ活用してみてください。
マニュアルが多い・難しい
契約を結んでクライアントから送られたマニュアルを見てみると、想像より決まり事が多かったり、指示の内容が難しかったりする場合があります。
「このマニュアルに従って仕事をするのが難しい」と感じると、一度は契約したものの途中で終了したくなるかもしれません。
辞退のメッセージを送るときは、自分の実力不足であることや、クライアントが望むクオリティのものを提出するのが難しいことを伝えるようにしましょう。
【例文】
お世話になっております。
今後のお仕事についてご相談したいことがあり、ご連絡しました。
マニュアルを確認いたしましたが、指示の内容が難しく、今の私の実力ではご要望に応えることが難しく感じております。
つきましては、契約を辞退させていただきたく存じます。
私の力不足により、ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございません。
誠に恐れ入りますが、ご検討いただけますと幸いです。
募集内容と実際の依頼内容が違う
クラウドワークスを使って仕事をしていると、契約した後に募集内容とは違う仕事を依頼されるケースがあります。
契約した後に募集内容と違う内容の仕事を依頼する理由としては、他のワーカーに募集内容に掲載していた仕事を任せたことや、募集内容への記入漏れなどが挙げられます。
依頼を断るときは、募集内容の仕事を受注するつもりであったことや、急には対応するのが難しい旨を伝えてみてください。
【例文】
お世話になっております。
お仕事の内容と今後の契約についてご相談したいことがあり、ご連絡しました。
先ほど共有していただいたお仕事の内容ですが、募集内容に掲載されていたものと異なるように思われます。
大変お手数をおかけしますが、今一度ご確認いただくことは可能でしょうか。
もし募集内容と異なるお仕事をご依頼される場合は、誠に恐れ入りますが契約を辞退させていただきたく存じます。
恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。
【例文】
お世話になっております。
募集内容に掲載されていたお仕事は他の方にご依頼された旨、承知いたしました。
また、代わりのお仕事をご提案いただき誠にありがとうございます。
ぜひお引き受けしたいところなのですが、代わりのお仕事を受注するには私の知識が不足しており、十分な品質のものをご提出することが難しく感じております。
つきましては、今回のご契約は辞退させていただくことは可能でしょうか。
せっかくお声を掛けていただいたにも関わらず、お応えできなくて大変申し訳ございません。
恐れ入りますが、ご検討いただけますと幸いです。
急用ができた
冠婚葬祭や他のクライアントからの急ぎの依頼など、急用ができて契約を途中で終了しなければならない場合もあります。
契約を途中で終える場合は、クライアントに理由を正直に説明することをおすすめします。
自分の代わりの依頼先を探してもらうため、急用の影響で仕事ができないことが判明したらすぐに連絡するようにしましょう。
【例文】
日頃よりお世話になっております。
今後のお仕事についてご相談したいことがございます。
昨日実家より、祖父が亡くなったとの連絡がございました。
私も急遽葬儀に出席することとなったため、締め切り通りに納品することが難しい状況となっております。
私事で大変恐縮ではございますが、今回の契約を解除していただくことは可能でしょうか。
突然の申し出となってしまい、大変申し訳ございません。
誠に恐れ入りますが、何卒ご容赦賜りますようよろしくお願い申し上げます。
スケジュールに余裕がない
契約を結んだあと共有されたお仕事の詳細を確認すると想像以上に作業内容が多かったり、契約を結んでからお仕事の詳細の共有が遅れたりして、「スケジュールに余裕がない」と感じる場面もあるかもしれません。
時間が足りないことが契約を途中で終了する理由である場合は、納期までの納品やクオリティの担保が難しい旨を伝えたうえで契約を途中で終了してみましょう。
【例文】
お仕事の詳細のご共有ありがとうございます。
資料をすべて確認いたしました。
そのうえで今回の契約について、ご相談したいことがございます。
資料を確認したところ、契約前に私が想像していた以上に作業量が多く、納期通りに納品することが難しく感じております。
勝手を申して大変恐縮ではございますが、提出物の品質を低下させる恐れがあるため、今回のご契約を解除していただくことは可能でしょうか。
私の実力不足により、ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございません。
誠に恐れ入りますが、ご検討いただけますと幸いです。
クライアントからの連絡・返信がこない
めったにありませんが、たまに契約した後クライアントからの連絡や返信が途絶えることがあります。
状況の確認や返信を催促するメッセージを送っても反応がない場合は、契約を途中で終了するのもひとつの手段です。
契約画面にある「契約途中終了リクエスト」もしくは「契約終了リクエスト」から、契約解除の手続きを進めましょう。
【番外編】クライアントに代案を提案するのもアリ
「あと数日納期に余裕があれば・・・」「この作業を他の人に担当してもらえたら・・・」のように、あと少し条件が整えば仕事ができるケースもあるでしょう。
そんなときは、クライアントに代案を提案することを検討してみましょう。
代案が承認されれば契約を途中で終了する必要はなく、報酬もしっかりと確保できますよ。
クライアントに代案を提案する場合は、こちらの記事を参照してみてください。
契約の途中終了をお願いするメッセージを送るときに意識すること
クラウドワークスで契約を途中で終了するメッセージを送るときに、適当に考えた文章を送るのは避けた方が良いでしょう。
一度はきちんとした手続きを踏んで契約しているため、辞退するときもそれ相応の丁寧さを意識することが大切です。
ここでは、契約の途中終了をお願いするメッセージを送るときに意識することを4つ紹介します。
「契約を終了したい」と思ったらなるべく早く連絡する
契約を途中で終了することを決めたら、「明日でいいか」と先延ばしにせず、なるべく早くクライアントへ連絡することをおすすめします。
クライアント側でも仕事のスケジュールが決められているはずですから、締め切り間際に「辞めます」と連絡したら現場を混乱させてしまうかもしれません。
また、クライアントはあなたの代わりに仕事を依頼できる人を探す必要もあります。
少しでも早く契約を途中で終了したい旨を伝え、クライアントにかかる負担を最小限に抑えるようにしましょう。
丁寧な言葉遣い・文面を心掛ける
急用やマニュアルの難しさなど、仕事の契約を途中で終了する理由は自己都合であるケースがほとんどです。
それに仕事を辞退することで、クライアント側には本来発生するはずがなかった負担を負わせることになるため、丁寧な言葉遣い・文面を心掛けるようにしましょう。
「ご迷惑をおかけしますが・・・」「こちらの都合で大変恐縮ではございますが・・・」のような、クッション言葉を用いるのも良いでしょう。
理由をきちんと説明する
クラウドワークスで契約を途中で終了する場合は、理由をきちんと説明することを心がけましょう。
クライアントとしてはなぜ仕事ができなくなったのか分からず、モヤモヤしてしまうかもしれません。
また、場合によっては「納得できないので、理由を説明してもらえないのであれば仕事を続けていただきたいです」と言われることも。
相談が平行線になったまま進まなくなったり、トラブルに発展したりするケースもあるため、最初から理由をハッキリ伝えることをおすすめします。
クライアントに配慮した言い回しを使う
クラウドワークスで契約を途中で終了したいときに、契約を辞退したい旨や終了したい理由を明確に伝えることが大切です。
しかし「仕事を辞退したいです」と自分の気持ちだけを述べたり、「マニュアルが難しいです」と直接的な言い回しを使ったりすると、クライアントは少し気圧されてしまうかもしれません。
「ご迷惑をおかけしますが・・・」のようなクッション言葉を用いたり、「私の力不足により申し訳ございません」のような一言を添えたりすることで、クライアントの心象に配慮することも忘れないようにしましょう。
クラウドワークスで契約を途中で終了するときの手順
クラウドワークスの契約画面を見てみると、「契約途中終了リクエスト」や「契約終了リクエスト」と記載されているところがあります。
この「契約途中終了リクエスト」もしくは「契約終了リクエスト」をクリックすることで、契約を途中で終了する手続きに取り掛かれます。
ただし、基本的に「契約途中終了リクエスト」や「契約終了リクエスト」は、契約の途中終了の手続きを本格的に進めるために使用するものです。
そのため、いきなりリクエストを送るとクライアントを驚かせてしまうかもしれません。
クラウドワークスで仕事を途中で終了するときは、次のような手順で手続きを進めるのがおすすめですよ。
- 仕事を途中で終了したい旨を記載したメッセージを送る
- クライアントから仕事の途中終了を許可する連絡をもらう
- 「契約途中終了リクエスト」もしくは「契約終了リクエスト」で手続きを進める
- 自分とクライアントの両方がリクエストに同意する
- 契約の途中終了の手続きが完了
クラウドワークスで契約を途中で終了したら報酬はもらえる?
クラウドワークスでは契約を結ぶとき、クライアントによって仮払いが行われます。
納品・検収が終わり次第確実に報酬を得られるようになっているのですが、契約を途中で終了したら報酬はもらえるのでしょうか?
結論から言うと、クラウドワークスでは契約を途中で終了したら報酬をもらうことはできません。
クラウドワークスのシステムの都合上、「契約の途中終了=契約そのものをキャンセルする」と認識されるため、仮払いされた報酬はクライアントに戻されます。
ただしごくまれではありますが、作業がほとんど完了しており、優しいクライアントであれば次のような対処をしてくれる場合もあります。
- 納品手続きを進めて仮払いしてある報酬の全額を支払う
- 進捗状況に応じて報酬金額を変更したうえで支払う
自己都合で契約を途中で終了するのに加え、「報酬も欲しいのですが・・・」とまで言ってしまうと、クライアントに図々しい人という印象を与えてしまう可能性があります。
報酬の有無に関しては自分から要望を伝えるのはなるべく避け、クライアントにお任せした方が無難かもしれません。
まとめ
クラウドワークスでは契約を途中で終了したい方のために、「契約途中終了リクエスト」や「契約終了リクエスト」といった手続きを用意しています。
突然リクエストを出すとクライアントを驚かせてしまう可能性があるため、まずはメッセージを送って契約を途中で終了したい旨を伝えてみましょう。
契約の途中終了をクライアントにお願いするときは、次のようなことを意識してみてください。
- 「契約を終了したい」と思ったらなるべく早く連絡する
- 丁寧な言葉遣い・文面を心掛ける
- 理由をきちんと説明する
- クライアントに配慮した言い回しを使う
画面の向こう側にも人がいることを意識して、お互いが納得できるような形で契約を終えられるよう心掛けましょう。